2008/11/19
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更新日:平成20年5月19日

原薬・製剤の品質保証:不純物の分析と評価に関する規制当局の動き

 

中国から輸入された原薬を用いたパリン注射剤の投与により、アレルギーや過敏症が生じ、重篤な障害や死亡が米国で発生したことから、2008年2月に、製品が回収された (http://www.fda.gov/cder/drug/infopage/heparin/default.htm)。 副作用との因果関係は明らかでないが、本注射剤には、通常、ヘパリン原薬に含まれていない不純物としてヘパリン用物質の混入(5-20%)が確認されている。 
わが国でも米国と同様、ヘパリン製剤は回収され、医薬品機構から、ヘパリンナトリューム製剤等の品質確保についての通知がなされている(http://www.pmda.go.jp/operations/notice/2008/file/jimu20080310.pdf)。
2008年4月21日、USFDAから製造業者に出された “warning letter “ によれば、品質試験のバリデーション、不純物の除去、製造バリデーションなどの問題点が指摘されている(資料参照)。 現在、グローバル化が進展するに従って、原薬、製剤、添加剤等は様々な国から供給されており、不純物の同定、規格、試験がこれまで以上に厳格に実施されなければならないであろう。 また、製造業者への査察も一段と厳しくする必要がある。
下記資料に、参考のため、ICHや日欧米の規制当局により整備されてきた不純物や残存溶媒の規格や評価に関するガイダンスを纏めてみた(資料参照)。
最近、欧州医薬品庁(EMEA)により不純物の遺伝毒性評価ガイドラインが発表された。 また、不純物と直接関係はないが、代謝物の安全性評価に関するガイドラインも発表され、医薬品製剤の安全性の確保が一段と厳しく問われる時代になってきた。

資料: 
  FDAの” warning letter”及びその他関連記事 : s6744c
  医薬品の不純物の評価に関するガイダンスのまとめ : 05.03.08 ヘパリン

 

 

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